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苦味だけが持つ独自の効能
天然の毒は例外なく苦い味がする
天然の毒は、ほぼ例外なく苦い味がするそうです。
人の舌にはには、甘み、酸味、塩味、苦味、うま味、を感じる受容体があります。味覚です。
本来、それらの味覚は安全な食物を得るために必要な機能でした。特に苦みは、毒のある食物を選別するための、生存に不可欠な味覚でした。
ですから、苦みは他の味覚と違い、不快であり、嫌悪感を覚えます。苦味の強い食物は、本能的に体が飲み込むことを拒否します。
苦みは毒を識別するための生存に不可欠な味覚
特に、小さな子供や動物は苦味には強い反応を示し、強い苦味を感じると反射的に吐き出します。これは体に備わった毒に対する防御反応です。
しかし、進化と共に一部の苦味は他の感覚と結び付き、好んで受け入れられるようになります。コーヒーやお茶などは嗜好品として好まれるようになりました。
ただ、苦味は基本的には忌避される感覚で、嗜好品としてもその種類は限られています。コーヒー、緑茶、ゴーヤ、カカオ、ホップなど。
これらに共通しているのは植物由来という点です。
苦みは他の味覚にない複雑な機能を持っている
自然界の植物に含まれる苦みの種類は数多く、その作用も複雑です。ですから苦みは、他の味覚とは異なる複雑な機能を持っています。
甘みや旨みの構造は単純であるため、対する受容体も2、3種類ほどです。しかし、苦味を感じる受容体は26種類あることがわかっています。
人は長い時間をかけ、膨大な数の苦み成分を受容するように進化してきました。そして体験を通じて、苦みに対する知識も蓄えてきました。
健胃薬に薬効はなく苦みが胃に直接作用する
昔から、苦みの効能として胃を刺激して胃酸を出す効果が知られています。
この苦みに対する胃の反応が、消化を助けるためなのか、胃酸によって毒を消すためななのかは分かっていません。
その効果を利用するために、今でも健胃薬には生薬が使われています。ただ、その生薬の効果は苦みによるもので、生薬自体に薬効はありません。
苦味そのものが胃に作用しているのです。人は経験から毒のない苦みを探し出し、その苦みを利用して胃を整えてきました。
苦みに対する知識は長い時間をかけて蓄えられた
我々は科学技術が発達する遥か以前から、毒のある植物、食べられない植物を知っていました。
長い時間をかけて蓄えられた情報は、現代まで伝えられ、物心ついた時にまず、食べてはいけない植物があることを、親から教わります。
漢方医薬が伝わる以前から、有用な植物は日常的に利用されてきました。本やインターネットがなくても、大切な知識は継承されているのです。
ですから、私たちは、体を張って毒のある植物を選別し、その知識を伝えてくれた祖先たちに、心から感謝しなければなりません。
CBDオイルは奥が深い
そこでCBDオイルの苦みを思い出します。
CBDオイルの苦みは次元が違います。おそらく何も知らずに口にしたら絶対に吐き出すでしょう。予備知識がなければ受け入れがたい不味さです。
身近にある苦味を持つ食品がいかに厳選されたものであるかが、改めて理解できます。
健胃薬など足元にも及ばないその苦みに対して、胃が無反応とは考えられません。苦みで胃酸が出るのならCBDオイルで出ないはずがありません。
おそらく、CBDオイルは、生薬としての健胃薬的な働きも合わせ持っているはずです。何しろ苦みだったら本当に何ものにも負けませんから。
そしてその受け入れがたい不味さの中に、未知の薬効が含まれているのかもしれません。
CBDオイルは、知れば知るほど奥が深いですね。
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